こういった裏話を聞けるのも、楽しそうですね。1作目が一番面白いよね。
傑作アドベンチャー「インディ・ジョーンズ」シリーズ初のブルーレイBOX「インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ」の発売に先駆け8月16日(現地時間)、米サンフランシスコ郊外にあるルーカス・フィルムの本拠地スカイウォーカー・ランチで記者会見が開催された。会見には、「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」のVFXを担当したデニス・ミューレンと、シリーズ全作の音響を担当したベン・バートが出席し、製作秘話を惜しげもなく披露した。
一番の思い出を聞かれたミューレンは、「意外にも予算があまりない映画でね。ミニチュアのセットを使って、スチルカメラで撮影するというアイデアを思いついたら、みんなに喜ばれたよ」と「魔宮の伝説」のトロッコシーンを挙げ、「約90メートルにもおよぶ坑道を(実際に)作らなくてもよくなったから、ずいぶんお金を節約できたんだ。ミニチュアの坑道を作って、ストップモーションアニメの要領で1コマずつ撮影していった。良い出来だったよ」と明かした。
また、効果音も作るバートは、格闘場面での印象的なインディのパンチ音について、「とにかく既存の音を使いたくなかったから、野球やアメフトの用具、革ジャンを使って、オリジナルの“インディのパンチ音集”を作ることにしたんだ」と当時を振り返り、「空中に投げたミットをバットで思い切り打つ音も良かったけど、カボチャは最高だったね。クロケットのボールを靴下に入れて、ヌンチャクみたいにしてカボチャを“死ぬまで”殴った。素晴らしい音だったよ(笑)。そうして作ったパンチ、ボディブロー、キックなどの“インディ音集”は、シリーズを通して使っているんだ」と意外な“元ネタ”を披露した。
今回のブルーレイBOXでは、スティーブン・スピルバーグ監督とバートの監修の元、オリジナルフィルム・ネガを4Kスキャンして修復を施したリストア版「レイダース 失われた聖櫃<アーク>」を収録。公開当時の雰囲気を保ちながらも、「『レイダース』で少し修正を入れたんだ。今はサラウンドのトラックを広げることができるけど、当時はできなかったからね」と、モノラルで収録されていた一部の効果音をステレオで再収録し、さらにこだわった音響を実現している。
会見後には、ロサンゼルス郊外で今秋開催予定の“インディ展”に向けての準備が進む、「インディ」シリーズの小道具見学も催された。
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