人それぞれ、好みがあるからねー。こんな役でもできちゃう、上戸彩が凄いってことだね。
世の中には「幸の薄そうな女性が好み」という人種が一定数いる。「俺が幸せにしてやらなければ」という使命感のようなものを刺激されるらしい。個人的には幸せそうなオーラを放っている女性の方が好みだったのだが、最近、女優の上戸彩が役作りでちょっぴり薄幸な雰囲気を漂わせていたのを見て、「こういうことか!」と膝を打った。
NHK総合で来年1月からスタートする連続ドラマ「いつか陽のあたる場所で」の取材会が7月、東京都世田谷区の東宝スタジオで開かれた。姿を見せたのは主演の上戸と飯島直子。2人とも言うまでもなくキレイだったのだが、ずいぶん目立たないいで立ちだったので少し驚いた。
それもそのはず、今作は乃南アサの同名小説などが原作で、2人が演じるムショ帰りの女性の友情を描くシリアスなドラマなのである。刑務所から出てきたばかりの女性が派手派手しく着飾っていては不自然だろう。とはいえ、上戸には明るく活発で華やかなイメージを持っていたので、ギャップを感じたのだ。
上戸はドラマ「エースを狙え!」「アタックNo.1」(いずれもテレビ朝日系)などの主演作があり、ソフトバンクなどのCMでもおなじみ。そのせいか、「“お茶の間のアイドル”みたいなイメージが皆様の中にあるみたい」。
しかし本人は「それを覆すような役をいつもやりたいと思っていた」といい、「明るい役よりは何かを抱えている役の方が深みがある。すごくありがたいお話をいただいた」と、今回の役柄にはかなり前向きなよう。
飯島とは会見中に何度となく目を合わせたり一緒に笑い転げたりして、終始仲が良さそうだった上戸。飯島の印象をきかれ、「直子さんはすごく明るくてサバサバしてる。現場で私が言いたいことを先に言ってくださったりして、姉御って感じ(笑)。普段ご飯に行ったりするんですけど、最近は直子さんのおかげでまんまと白ワインにはまってます」。
飯島といえば、缶コーヒーのCMなどで「癒し系」として人気を高めた女優。大胆に露出した衣装で色気を振りまいた「セクシー系」でもある。この2人がおしゃれなレストランでキャッキャ言いながら白ワインを楽しむところを想像すると、あまりにほほえましくて頬が緩んでしまうのは私だけだろうか。
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