いくらなんでも、それは・・・選手たちに失礼だと思うね。
BeeTVドラマ「親父の仕事は裏稼業」の完成披露上映会が12日、東京・新宿のパークハイアット東京にて開催され、出演者の杉良太郎、池内博之、袴田吉彦、小野健斗、梨里杏、高島礼子が登壇した。イベント途中には、8月14日に迎える杉の誕生日を祝うため、サプライズバースデーケーキが登場。会場が祝賀ムードに包まれる中、杉は「びっくりした。こんなところで みなさんと家族にお祝いしていただき、嬉しいです」と照れ笑いを見せた。
本作のテーマは“家族の絆”で、企画・脚本・監督・主演・主題歌・殺陣は全て杉自身が担当。杉は人望が厚く、一家からも家族からも頼りにされる やくざの組長役を演じ、その妻役には高島礼子、子供役を池内博之、袴田吉彦、小野健斗、梨里杏が務め、親子の葛藤や絆の重さを色濃く浮かび上がらせるストーリー展開にて、現代の日本社会に必要な“家族の絆”を再確認できるホームドラマとなっている。
杉は家族をテーマにした物語を作った理由を「今は“家族”という意識が薄れつつあり、昔あった家族団欒がなくなっていくことが寂しいと思っていました。家族というのは何かあったとき、みんなで話し合い、解決していくものです。私の若い頃は時代劇が盛んで演歌・歌謡曲の全盛期であり、犯罪は少なかったけれど、今は意識がなくなってきて、いじめや自殺が増えてきている気がします。敬う心や教育ができていないと思うので、このドラマを見て、職業で差別することなく、悩み事はみな共通だという想いを描きました」とコメント。
池内は杉について「一人の役者として、人として学ばせてもらいました。杉さんはすごくチャーミングな方で、いろんなことに貢献されている。僕も杉さんのようになれたらと思います」と敬意を示し、高島は「杉さんは役者の気持ちもスタッフの気持ちも理解してくれているので、とてもやりやすかったです。杉監督のおかげでとてもいい現場になりました。監督自らが演技指導をしてくれることが珍しい時代に、娘役の梨里杏に ものすごいスパルタで教えてくださって。幸運にも杉さんの女房役をやらせていただき、とても興味深く思い出に残る作品になりました」と撮影のエピソードを披露した。
また、記者より閉幕が迫ったロンドンオリンピックについて聞かれた杉は「だいたい見ましたが、オリンピックの形態がかわってきたなと思いました。柔道はスポーツ化が進んで日本のものではなくなったなぁと。男子の監督を今度は俺がやろうかなと思います」と堂々宣言。続けて「男は弱いなぁ、女は強いなと。日本は女性の国になったなと思いました。アスリート精神を忘れないで次のオリンピックに向かってほしい」との想いを明らかにした。
その後、写真撮影のため杉のみがステージに残り、司会が杉に対して「スクリーンをごらんください」というアナウンスすると、そこには巨大ケーキをもった“家族”の姿が。
サプライズバースデー企画を出演者、観客よりプレゼントされた杉は、「手が込んで びっくりしたね。スクリーンに映ったのは収録した映像かと思ったら、実際に出てきてびっくりしたよ。こんなところでみなさんと家族にお祝いしていただき、嬉しいです。ありがとうございます」と恥ずかしながらも喜んだ様子で語り、イベントは祝賀ムードに包まれ幕を閉じた。
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