確かに落ち込んだときとか音楽聴くと、元気出たり、泣けてきたりしますもんねー。
バンド「サンボマスター」の山口隆(35)、クリエイティブディレクターの箭内道彦(46)ら福島県出身のアーティスト4人が「猪苗代湖ズ」を結成し20日、東日本大震災被災者へのチャリティーソングの配信を開始した。宮城出身の稲垣潤一らは都内でのライブ開催を表明し、Superflyはネット上で書き下ろし曲を公開するなど、従来の枠組みを超えた形で音楽の支援の輪が広がっている。
♪ぼくらは福島が好き―と地元への愛情を伝えるチャリティーソングが誕生した。県最大の湖から名付けられた「猪苗代湖ズ」は山口(会津若松市出身)、箭内(郡山市)のほか、東京電力福島第2原発がある富岡町出身のTOKYO No.1 SOUL SETメンバー渡辺俊美、塙町出身でTHE BACK HORNの松田晋二による4人組。昨秋、福島・裏磐梯高原で行われたライブイベントで結成され、今回の震災を機に“被災した地元への恩返しを”との思いから再集結した。
4人は17日、昨秋のイベントで披露した曲を元に「I love you&I need you ふくしま」と名付けた曲をレコーディング。関東地方での節電を考慮して名古屋市内のスタジオにこもり、プロデューサー・エンジニアをサンボマスターのメンバーが手がける“手弁当”での作業となった。
4人は「今こそ、故郷に愛を伝える時。ぜひ、福島にこの曲を届けてください」とコメント。今回の曲は、録音からわずか3日で配信されたが、採算を度外視した制作で「レコーディングにかかる費用は、すべてバンド側が支払うことになる。被災地への思いが行動に表れている」と音楽関係者。420円(税込み)で配信されるが、手数料を引いた全売上金は、福島県災害対策本部に義援金として寄付される。
また、宮城出身の稲垣潤一、中村雅俊らは都内での支援ライブ開催(時期未定)を表明。いずれもレコード会社の枠を超えた異例のチャリティー活動で、復興に向けた新たなモデルとなりそうだ。
◆Superflyネットに新曲でパワー ○…Superflyは、公式サイトに新曲「You&Me」をアップ。「歌に思いを乗せて、強いパワーを送れたらと思い、そんな気持ちを曲にしました」と思いをつづっている。
◆スキマもアップ大反響 ○…スキマスイッチは、13日に投稿動画サイト「You Tube」に、人と人の絆を歌った「奏(かなで)」をアップ。すでに70万ダウンロードを超える反響だ。「僕たちには歌うことしかできませんが、音楽が何かの力になればいいなと思う」と復興を願った。
「音楽配信が主流となっているが、レコード会社によっては、ネット公開を一切認めていないところも多い。通常であれば、あまりないこと」と音楽関係者。著作権などの複雑な権利問題をはらんでいるが、別の関係者は「所属レコード会社、著作権者が公式で(サイトに)あげているものなら大丈夫。出版社との権利処理もクリアされていると思う」。被災者のために何かしたいという思いが、新たな動きを起こしている。
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