確かに、もう往年のイメージがなくなっちゃったよねー。寂しい限りだわー。
視聴率9.3%ぽっち(ビデオリサーチ調べ=関東地区)、しかも時間帯ワーストとなれば、目も当てられない。
中山美穂(42)が10年ぶりにテレビドラマで主演すると話題になったTBSの「終着駅―トワイライトエクスプレスの恋」。放送当日(20日)の朝刊ラテ欄は紹介記事やカラー広告で「ミポリン一色」だった。それでも結果は大コケである。
脚本は「金曜日の妻たちへ」の鎌田敏夫で、プロデューサーは「うちの子にかぎって…」の八木康夫。演出は「ふぞろいの林檎たち」の鴨下信一が担当した。寝台特急「トワイライトエクスプレス」のスイートルームで不倫関係に終止符を打つ男女を描いたが……。
「ビッグネームが勢揃いしながら、この程度かとガッカリしました」と言うのは、作家の麻生千晶氏。
「なにしろ主人公の2人が愛し合っている感じがしないのです。相手役の佐藤浩市はプンプン怒っているだけ。車窓から見える風景はきれいでしたが、人物が出てきてからは見ていられませんでした。上品な主婦役の中山美穂が、相手を“啓介”と呼び捨てするのも違和感がある。昔のドラマや映画で山ほどつくられたようなシーンばかりで、時代遅れの作品という印象です」
プレミア感は皆無
主演の中山にも輝きがない。同世代の漫画家、松田洋子氏が言う。
「現在の彼女にプレミア感は皆無です。確かに渡仏前は歌にドラマにと活躍していました。それでも山口百恵のような伝説的スターではないし、往時の活躍を知らない人も多いでしょう」
同時期に人気だった小泉今日子の主演ドラマが好評なだけに、衰えが余計に目立つのだ。
「スキャンダルを起こしながらも日本でコツコツ働いてきたバツイチと、ロッカーで芥川賞作家の夫や子どもとパリで暮らすオンナ。世の女性たちがどちらにシンパシーを感じるか。言わずもがなです」(松田氏)
もう終着駅?
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