もう、こんなこと言うなんて政治家復帰はないですね。
6日、映画『スイッチを押すとき』の公開直前イベントがスペースFS汐留で行われ、本作の宣伝隊長を務めるタレントで政治評論家の杉村太蔵が、野田佳彦新首相について「ドジョウというよりカバそっくり」と杉村節をさく裂させると共に「野田内閣の閣僚たちもこの映画を観て、高ぶる気持ちで一気に(現状を)突破してもらいたい」とエールを送った。
この日、映画の宣伝隊長として登壇した杉村だが、自由な発言がおなじみの同氏に寄せられる期待は、やはり発足したばかりの野田内閣へのコメント。衆議院議員時代、野田首相とはすれ違ったことがある程度だという杉村は、「遠くから見ている限り、ドジョウというよりカバそっくりですね」といきなり杉村節をさく裂させる。「ただカバは怒るとものすごく怖い猛獣。そういう意味で期待しています」としながら、「出だしから内閣不一致って感じですね。小宮山厚生労働相がタバコを700円に値上げすると言ったが、一番ビックリしているのは野田さんと藤村官房長官。あの2人は大のヘビースモーカーですから」と内情を暴露。映画のタイトルにちなんで「一回スイッチを押して、2日前に戻って打ち合わせした方がいい。このままじゃどんどんずれていきますから」と辛口なエールを送った。
だが同時に杉村は、国民に長い目で新政権を見守ってほしいとも訴えかける。「今は新内閣の支持率が(平均で)60パーセントくらい。最初はどの政権も支持率が高いが、一年経つと10~20パーセントになってしまう。今は誰が首相をやっても日本が劇的に良くなることはないし、1年ではなかなか成果が出ないので、もう少し辛抱してもらえばいい結果が出ると思う」と元政治家らしい視点で語り、「野田内閣の閣僚もこの映画を観て、高ぶる気持ちで一気に(現状を)突破してもらいたいです!」と力強くコメントした。
また杉村は、自身の「スイッチが入ったとき」についても言及。「選挙に立候補したときや、結婚したときもそうでしたが、一番はテレビカメラのテープが回った瞬間。失言できなくなるからドキッとするんですよ」と、数々の失言歴を持つ杉村らしい自虐ネタ。「初当選した後、料亭に行ってみたいとか、給料が年間2,500万とか、グリーン車に乗り放題とか言って謝罪会見をすることになった」と振り返りつつ、「幼稚な発言だったが、国会議員の厚遇を世間に知らしめた功績があると思う。誰にもほめられなかったですけどね」と苦笑いを浮かべていた。
映画『スイッチを押すとき』は『リアル鬼ごっこ』の原作者でもある山田悠介の代表作を映画化した衝撃的なサスペンス。激増した若者たちの自殺をめぐる国家プロジェクトに翻弄(ほんろう)される子どもたちの驚異の物語が展開する。
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