国分いいよね。乙武さんも賛否あるけれど障がいを持った人が、こうやって活躍することでいろんな人がいて当たり前の世の中になっていって欲しいよね!
「TOKIO」の国分太一が、乙武洋匡氏が初めて手がけた小説を映画化する「だいじょうぶ3組」(廣木隆一監督)に主演することがわかった。国分の映画主演は、「しゃべれども しゃべれども」以来6年ぶり。また、原作者の乙武氏も、自身をモデルにした役どころで俳優デビューを果たす。
昨年9月に刊行された同名小説は、乙武氏の小学校教師としての実体験を基にした学園ヒューマンドラマ。先天性四肢切断の障害を抱える赤尾慎之介が、幼なじみの元教員・白石優作の尽力で夢だった教師への道を実現させていく姿を描く。赤尾は、補助教員になった白石とともに失敗や反省を繰り返しながら、ひとりひとりの個性を尊重しながら小学5年生の生徒28人と向き合っていく。原作は赤尾を軸に描かれているが、映画では白石の視点に置き換えて展開していく。
「しゃべれども しゃべれども」での好演で、毎日映画コンクール主演男優賞を受賞した国分にとって、3本目の映画主演作。今回は、かつて教壇に立ちながら挫折を味わい、教育委員会の職員として働く白石を演じる。オファーを受けた当初は驚いたそうで、「多くの俳優さんがいるなかで、なんで僕なんだろう……と。いまも僕自身の心持ちは全くもって『だいじょうぶ』ではありませんが、乙武さんや子どもたちと一緒になって精いっぱい作品に向き合い、充実感に満ちたクランクアップを迎えられるように日々の撮影を頑張りたいと思います」と意欲満々だ。
一方、俳優デビューとなる乙武氏は、「五体不満足」発表後はニュースキャスター、スポーツライター、絵本出版など幅広い活動を展開し、2005年から東京都新宿区教育委員会の非常勤職員「子どもの生き方パートナー」として教育活動をスタート。07年からは、3年間にわたり教員独自採用条例により、小学校教諭を務めた。
配給元の東宝サイドと3月上旬に面会した乙武氏は、阿部謙三チーフプロデューサーから出演を打診された。「初めての演技に不安もありますが、監督、スタッフ、共演者の皆さんと力を合わせ、メッセージの伝わる作品にしていきたく思います」と1月のクランクインを心待ちにしている。今月6日の初顔合わせを経て、廣木監督とともに演技の稽古に入る。
子役28人は、約300人が参加したオーディションから厳選。リアリティを引き出すため、可能な限り順撮りのスケジュールを組み、乙武氏とは撮影初日まで会わさないという。脚本を手がけるのは、「孤高のメス」「クライマーズ・ハイ」の加藤正人。また、白石・赤尾が勤務する学校の校長・黒木智恵子を余貴美子、副校長・灰谷慎一を田口トモロヲが演じる。滋賀、関東近郊などで全編オールロケを敢行、2月に撮了予定。
「だいじょうぶ3組」は、2013年に全国で公開。
0 件のコメント:
コメントを投稿