2012年7月21日土曜日

ノーラン「映画館は私の家」 『ダークナイト ライジング』銃乱射事件を受け来日中止

こんな事件があっちゃ、おちおち映画も観てられないね・・・恐ろしい。


現地時間の7月20日、米コロラド州デンバー近郊オーロラの映画館で『ダークナイト ライジング』上映中に発生した銃乱射事件を受け、25日(水)より予定していた監督・キャストの来日プロモーションを中止することを配給元のワーナー・ブラザース映画が正式に発表した。


死者12名、負傷者59名の犠牲者を出した同事件を受け、日本とメキシコで予定されていたキャスト・スタッフ登壇によるプロモーションツアーが急遽中止となった。また、これに先立ちパリで行われる予定だったプレミアイベントも中止となっている。日本では、クリストファー・ノーラン監督、アン・ハサウェイ、そしてジョセフ・ゴードン=レヴィットらスタッフ&キャストが来日し、25日(水)と26日(木)の両日にわたり、東京国際フォーラムでのジャパン・プレミア並びに来日記者会見に臨む予定であった。ただ、25日に東京実施予定のプレミア試写会に関しては、映画を楽しみにしているファンの期待に応えるため、予定通りに執り行うという。

この悲報を受け、「『ダークナイト ライジング』のスタッフ・キャストを代表して、この無意味な悲劇に対する深い悲しみを表したい」と追悼の意を寄せたノーラン監督は、「映画はアメリカの素晴らしい芸術の一つであり、スクリーンを通して人と物語を共有することは重要で幸せな時間だと信じています。映画館は私にとって家であり、無実で希望に満ちた場所が今回、耐え難い残酷な形で破壊されました。残念ながら、私たちの感情表現を無実の犠牲者たちに伝えることは叶いませんでしたが、私たちの思いは彼らと遺族のみなさまのそばにあります」と無念の胸中を語っている。

20日に全米公開された同作の事件による興行収入への悪影響が心配されているが、同日、ニュースが流れた後にもニューヨーク、ロサンゼルスなどの劇場で行われた上映ではファンが長蛇の列を成したといい、作品に対する支持の高さを証明した。

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