こういった映画で、みんなが現実を知ることは重要ですよね!
2010年4月に宮崎県で発生した口蹄疫(こうていえき)問題のその後を描くドキュメンタリー映画『口蹄疫その後2011春(仮)』が製作され、第1回みやざき自主映画祭で上映されることがわかった。
本作は、昨年宮崎県を襲った「口蹄疫問題」に焦点を絞り、発生から1年後の今春、取材を敢行した記録映像作品。家畜伝染病の一つである口蹄疫の悲惨な記憶を後世に残すために有志によって自主制作された映画だ。口蹄疫発生当時に高鍋農業高校で生徒会長を務めていた松元武蔵くんをインタビュアーに据えて、畜産業者をはじめ行政担当職員、非常事態宣言を発令した当時の宮崎県知事・東国原英夫氏、そして現知事・河野俊嗣氏へインタビューを行っている。
メガホンを取った工藤悦郎は、「脚色せずに、ありのままの言葉を伝えることで、後世へと伝わる教訓としたい」と語っており、口蹄疫問題について詳しく知らない人でもリアリティーが伝わる内容に仕上がっている。本作は、1995年に誕生した「宮崎映画祭」のプレイベントとして派生し、今年名称が改められ第1回目を迎える「みやざき自主映画祭」へ出品される。世間に衝撃が走り、人々の生活に多大な影響を与えた口蹄疫問題からはや1年。東日本大震災による原発事故の影響から、食生活にも高い関心が寄せられている今だからこそ、観ておきたい作品だ。
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