2011年6月1日水曜日

伝統ある料理番組にケンカ売る!?悪魔の3日間クッキングとは

うわー、面白い!斬新ですね。

 お昼ちょっと前の時間帯、目がクリッとしたした可愛い天使がトレードマーク、歴史の長~い伝統ある料理番組は誰もが知っているが、その裏のチャンネルで放送されている誰も知らない(?)料理番組がある。TOKYO MXで毎週木曜日午前11時40分から放送の「酒の肴 つくってみーよ!!」だ。元々は山形県のローカル番組であり、新感覚料理番組と銘打ちYBC(山形放送)で日曜日午後4時55分から現在も放送中の料理番組。東京進出にあたり何を間違えたのか、この放送時間を選んでしまうとは…。

 2日の放送では伝統ある料理番組にあたかもケンカを売るような、ナント!食べられるまで3日間かかる料理「豆腐のチーズ仕立て」が紹介される。その挑発的メニューを考えた料理人は、山形市白山「パスタとサラダの専門店 IL BLU(イルブル)」のオーナーシェフ、山下健(37)だ。番組撮影用に準備したレシピを覗くと「豆腐の重さの1.2%の塩を両面にふります」。適量や少々とかではなく厳密にパーセントで書き込まれていた。料理は化学反応と物理学の応用だと、まるで理科の実験のような科学的説明をする山下シェフ。美味しい物へのコダワリはとてつもなく、今回の番組の中でもやってくれました。途中でサラリと、トンでもないことを言い出す。

 「一晩おきます」

 そこは料理番組のお約束で一晩たったものが奥から出てくるのだが、豆腐の重さ15%のオリーブオイルと一緒にビニール袋に密封したあと、また言い放つ。

 「一晩おきます」

 計2晩おいて全行程3日間かかる料理なのだ。基本的に料理番組は見終えた後、視聴者が作ることを前提とするもの。悪魔のイタズラのような忍耐を強いるこの料理。山下シェフは「作り方はとてもシンプル」簡単だと強調するのだが、でも「おい」とツッコミを入れたくなるのような気の長い時間をかけて作る料理を紹介するテレビ番組だ。

 テレビが見られない方は、イルブルのブログ( http://ilbluilblu.blog88.fc2.com/ )でも作り方を説明している。「植物性食材だけですが味わいはまるでチーズ!」と山下シェフ、出来上がりを待つのも楽しみのひとつなのだそうだ。(Y)

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