映画が面白いかどうかはともかく、マスコミが騒いでいるのは確かだよね。世間では、そんなに話題にも上がってないけど?
暴力団関係者との親密な交際を理由に昨年8月、芸能界を引退した吉本興業の元タレント、島田紳助さんが「声の出演」をしていたことで注目を集める映画「犬の首輪とコロッケと」を監督した同社のタレント、長原成樹が12日、大阪市内で記者会見を行った。
「(紳助さんの)引退前に録ったものがこんなふうに取り上げられたことに僕が一番驚いているし、戸惑っています」と長原は話した。
不良少年が漫才師になり…という自伝を描いた映画で、昨年1月に撮影。紳助さんは本人役で登場している。漫才コンビを組んだばかりの長原に助言する役で、セリフの内容は「お前ら、ツッパリ漫才やってんねんて。今時もうはやらへんぞ」。
大阪市内で紳助さんのテレビ番組収録前に、映画のせりふを録音した。「たとえ噛んでも、撮る前から一発録りと決めていました。紳助さんはほんまにこれでいいんか、と言ってましたが…」と長原は説明。紳助さんがせりふを語ったのは一回きりだったという。映画のエンドロールにも紳助さんの名前を入れた。
長原にとって、紳助さんは“ツッパリ漫才”の先輩。紳助さんの初監督映画「風、スローダウン」(平成3年)にも出演した経験がある。劇中の言葉は、長原が漫才スタイルを変えるきっかけとなった重要なものだった。それだけに、「世の中の(批判などの)状況は理解していますが、僕自身は、エンドロールも含め、カットや差し替えは一切考えていません。そうするなら、上映はできないという思いです」と話す。
紳助さん引退後、この映画が上映できるかどうかについては不安もあったと明かすが、配給や映画館などから映画内容の変更などに関しての要求はないという。
今月4日、吉本興業の大崎洋社長が新春会見で語った紳助さんの芸能界復帰を望む発言が波紋を広げている。この発言で自分の映画が注目されることになった事態に対し、「いろいろ意見はあるかと思いますが、僕は、初監督をした僕へ、紳助さんが最後のプレゼントをしてくれたと思っています」と語った。
28日から大阪・ブルク7など全国30館で上映予定。
0 件のコメント:
コメントを投稿