こういう映画は、しっかり評価されるべきだよね。ドキュメンタリーを作ること、それを世間に伝えること。続けて欲しい。
さまざまな事情で実の親と暮らせない子どもたちと、そんな子どもたちにそっと寄り添う保育士たちの日常を8年間にわたって撮影したドキュメンタリー映画『隣る人』が、5月12日より公開される。
親と一緒に生活できない寂しさはもちろん、複雑な思いをそれぞれが抱えている地方のとある児童養護施設の子どもたち。本作は、できるだけ普通の暮らしを子どもに提供しようと、彼らに「隣り合う」保育士や、子どもとの生活を取り戻したいと願う親の姿も含めて、普段あまり知る機会のない同施設の日常を丹念に映し出している。
メガホンを取ったのは、フリージャーナリスト集団「アジアプレス・インターナショナル」に所属する刀川和也。これまでフリーの映像ジャーナリストとしてアフガニスタンの空爆被害などを取材してきた。ドキュメンタリーで実績を積んできた彼が、満を持して映画監督デビューを飾った。
人の心をそっと優しく切り取った本作のオフィシャルサイトには、公開を前にして早くも著名人から映画を絶賛する声が寄せられており、作品内容の充実ぶりがうかがえる。4月28日には特別先行上映も行われ、8年間という長い時間をかけて完成した『隣る人』の全ぼうが明らかになる。
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