焦らず、ゆっくり活動復帰していければいいね。頑張れ!
パニック障害のため2010年11月から1年4ヶ月間休養し、先月復帰会見を行ったばかりの演歌歌手・大江裕(22)が、29日放送のTBS系人気バラエティ『さんまのスーパーからくりTV』(後7:00)で本格復帰を果たすことになった。番組内の「からくり懺悔(ざんげ)」のコーナーで、長期療養で活動できなかったことについてファンに“謝罪”するほか、大江のデビュー曲「のろま大将」に元気づけられたという夫婦が住む被災地、宮城県南三陸町に赴き、夫婦のためだけに歌唱するドキュメントを放送する。
大江は2007年に同番組内のコーナー「からくりみんなの!かえうた」に出場し、「演歌高校生」として人気者となり、演歌界の大御所・北島三郎の目に止まる。北島音楽事務所に所属し、2009年2月に「のろま大将」で歌手デビュー。しかし、2010年11月の公演中に突然過呼吸などの症状に襲われ、医師から「パニック障害」と診断された。昨年の東日本大震災後もファンから「歌声を聴かせて欲しい」と要望があったものの、人前で歌える状態ではなかったという。
周囲に見守られ、焦らず療養した結果、シングル「ふる里は今…」(3月28日発売)を出せるまでに回復。「再出発は『からくりTV』で」は、本人たっての希望でもあった。スタジオ収録も無事やり終えた大江は「(司会の明石家)さんまさんや皆さんに、温かく迎えていただいて、すごく嬉しかった」と明るい笑顔。まだ完全な状態ではないとはいうものの、「テレビも観られなかったし、人の目を見て話をすることもできなかった。家からも一歩も出ることができなかった。もう2度と歌えないとも思った。北島さんには、裕、大丈夫だから、ゆっくりして大丈夫だからと励ましていただきました」と、休養中の日々を振り返って話し、回復ぶりをアピールした。
今回の南三陸町の訪問は「一人で人前で歌うのは今回が初めてだったので不安でした」と大江にとっても大きな挑戦でもあったが、「とても喜んでくださって、僕の方が励まされました。もっと、たくさんの人に喜んでもらえるように精進していきたい。一歩踏み出せたと思っています」と手応えに安堵の表情を見せていた。
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