今でもこういう風に話題に上るんだから、スゴイ人だったんだなー、とつくづく思いますよね。
ロックミュージシャン忌野清志郎さん伝説のライブを映画化した『忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー ~感度サイコー!!!~』ブルーレイ&DVD発売記念イベントが24日、スペースFS汐留で行われ、同世代の演出家テリー伊藤が清志郎さんへの思いを熱く語った。
伊藤が初めて清志郎さんを観たのは、1970年代初期、RCサクセションのデビュー前のライブだった。細身の黒いパンツをはいた清志郎さんに衝撃を受けたという伊藤は「当時は誰も着ていないファッションで、自分が時代遅れに感じた。音楽もそうだし、ファッションもそう。清志郎さんの中に新しいカルチャーを感じたんだけど、彼には気負いがないでしょ。そんな感性の人がいるんだと衝撃を受けましたよ」と興奮ぎみに語る。
また、好きな曲について聞かれると、「『涙でいっぱい』、これ聴いてください。泣きますよ。『2時間35分』とか、『スローバラード』もすごく好きでしたね。それから『世界中の人に自慢したいよ』! これもすごい曲です」と初期の曲を中心に次々とあげていく。「清志郎さんの曲って今の時代でも歌える曲ばかりですよね。それは何でだろうと思う。この映画も何度も観させてもらって、何度も涙が出ました。こういう人はもう二度とあらわれないね。日本中の人に観てもらいたいよ」としみじみ。
清志郎さんは、伊藤が演出を担当したバラエティー番組「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」に何度か出演し、番組内で「元気が出る音頭」を完成させたこともある。「断られるかと思って頼んでみたんだけど、出てくれることになって。正月特番のときに、紋付きはかまで日本刀を持って出てくれたこともあったんだけど、後でクレームがたくさん来てね。本当にすごい人でした」と楽しそうに笑っていた。
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