2012年5月7日月曜日

一睡もできない状況1か月以上続いた 岡村隆史 苦悩の「長期休養」振り返る

面白い小さいおじさんかと思っていたら、神経質なプライド高いおじさんだったんだね。一睡も出来ないのはつらいよね。

 ナインティナインの岡村隆史さんが、雑誌の対談記事の中で休養前後のことについて語った。芸能界を辞めることも考えていたといい、かなり深刻な状況だったようだ。休養したことで、考え方がかなり変わったという。

 2012年5月4日発売の月刊誌「サーカス」6月号(KKベストセラーズ)に、岡村さんと志村けんさんの対談記事が掲載された。「仕事で人に必要とされる条件」というテーマだ。

■「なんで俺ばっか頑張らなあかんの?」と思っていた

 岡村さんは2010年6月から11月にかけて休養。病院で療養生活を送り、「地獄を見た」というほど辛かったと以前語っていた。具体的にどのような病気だったのかは明かされていないが、精神的なものだと見られている。

 今回の対談記事でも、岡村さんは休養前後のことを話している。元々真面目な性格だったが、昔は「自分で何でもできるんちゃうか」と「勘違い」していた。一人で舞台をやろうと思い、寝ないで台本を書き直しているうちに一睡もできなくなり、そういう状況が1か月以上も続いた。

 周囲に対しても「なんで俺ばっか頑張らなあかんの?もっと周りも頑張ってくれよ!」と思い、周りが協力しようとしても「自分でやれますから」と拒否していたという。




 休養に入ったときは「もうたぶん芸能界に戻られへんやろうなと思ってたんですよ。正直、もう辞めようと思ってました」。当時は、テレビでバラエティー番組も見ることもできなかった。しかし、自分のできないことが分かり、自分のできることをやろうと思った。「スベッたらスベッたでしょうがない」と考えられるようになったという。

■「思いついたときにバッターボックスに立てばいい」

 かつては自分の番組は自分が頑張らないといけない、他の人が笑いをとったら、自分はそれ以上のことをしなければいけない、と思っていたといい、

  「自分がなんか思いついたときにバッターボックス立てばいいって思えるようになった。常にバッターボックス立つんやなくていいって、やっと分かったんです」

と話している。休むことで、自分が一人ではないことに気付くことができた。こうして芸能界に戻って来られたことが凄く嬉しかったということだ。

 志村さんは「自分の役割を分かって、これが来たら絶対ちゃんとやれるっていうものをやればいいんだよ。そこで無理をする必要はない」とアドバイス。自身は昔から嫌なことはやらないようにしてきた。トーク番組もほとんど出ないようにしてきたといい「苦手なとこに出ていってそこで恥かいて自信をなくすよりは、自分の得意なことを磨いていくほうがいいんだよ」と岡村さんに語っていた。

 「サーカス」では、ナインティナインのマナージャーが当時のことを振り返っている。岡村さんは仕事に対してはとにかく真面目。レギュラーラジオ「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)ではオンエアの2時間半前にスタジオに入り、リスナーからのハガキをチェックする。20年間休んだことも遅刻したこともないといい、長期休養で番組を初めて休むことになったときはかなり落胆していたという。

 復帰後も仕事へのストイックな姿勢は変わっていないが、「雰囲気が少し優しくなったかな」ということだ。

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