子役時代はそんなに好きじゃなかったけど、大人になって凄く好きになったよ!ドラマも楽しみだね!
女優の井上真央(25)が、7月スタートの日テレ系連続ドラマ「トッカン 特別国税徴収官」(水曜・後10時)に主演し、税金の徴収官役に挑戦する。原作は月刊誌「ミステリマガジン」に連載中の同名小説。連ドラ主演は昨年のNHK連続テレビ小説「おひさま」以来、1年3か月ぶり。好評だった朝ドラのヒロイン役から一転、悪質な税金滞納者の取り立てに奔走する。
井上が演じるのは、税金滞納者から取り立てを行う徴収官の中で、悪質な事案を担当する特別国税徴収官(トッカン)の鈴宮深樹。高殿円(たかどの・まどか)さんの原作で漫画化もされ、女性コミック誌「YOU」に連載中だ。
ある家庭の事情で公務員になった鈴宮は、東京国税局管内勤務の新米徴収官として働く。貧しい工場に取り立てに行ったり、カフェの二重帳簿を暴くために潜入捜査をしたり、数々の事件に直面。働くことの厳しさ、難しさを学び、将来に苦悩しながらも前向きに成長していく姿を描く。
同局の連ドラ初主演の井上は「『税金』という身近な問題でありながら、国税局という未知なる世界に足を踏み入れることにワクワクしています」と意気込む。「『税』に対して疎い部分がある」と不安も口にするが「原作は痛快でありながら、人間、お金について深く考えさせられる素晴らしい作品。作品を通して勉強し、日本の抱える大きな問題に一人の人間として向き合っていきたい」と語った。
女優として成長した姿をみせる絶好の作品となる。昨年、NHK紅白歌合戦の紅組司会など大車輪の活躍だった。平均視聴率18・8%を記録(関東地区、ビデオリサーチ調べ)した「おひさま」では、戦前、戦中、戦後という激動の昭和を生き抜いたヒロインを好演。東日本大震災直後、笑顔と希望を絶やさない姿は多くの共感を呼んだ。
映画「八日目の蝉」(成島出監督)では、父親の不倫相手に育てられ、自身も不倫相手の子供を身ごもってしまう複雑な内面を持つ難役を演じ切り、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞に輝いた。
福井宏プロデューサーは「『夢や目標の実現より“安定”』。先行きの見えない現代社会で、若い女性の多くはそう切実に願っているのでは。今どきの女性の代表として等身大で演じられるのが、井上真央さん」と信頼を寄せている。演出は井上の主演映画「綱引いちゃった!」(今秋公開予定)の水田伸生監督(53)が手掛ける。
◆国税徴収官 税務署で税金の集金に関する仕事を行う人。納付期限を過ぎた税金の督促や、納税者宅を訪問しての指導だけではなく、差し押さえ、公売などの滞納処分を行う。伊丹十三監督の映画「マルサの女」で有名な「マルサ」は「国税査察官」で、これとは別。悪質な脱税の疑いがある場合に、裁判所の許可を取り、強制調査を行い、摘発する人。「国税調査官」「国税徴収官」「国税査察官」の総称を「国税専門官」という。
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