なんでこんなに実写化が多いのだろうね。やっぱり人選は大事だよね。漫画の実写化はそれが一番だよね。
近年のドラマや映画では、人気漫画をはじめアニメ、ゲームなどを原作とした“実写化作品”が多く誕生しているが、この現状を世間はどう捉えているのだろうか? このほどORICON STYLEが10代~40代の男女を対象に行った調査では、漫画等の相次ぐ実写化に6割以上が【嬉しくない】(まったく嬉しくない:16.8%、あまり嬉しくない:48.4%)と回答。実写化の傾向への不満が目立つ結果となった。また、実写化が実現した際に求めることには、【原作に合ったキャスト人選】(69.6%)という声が多数寄せられ、実写化作品の成否のカギを“キャスティング”が担っていることが、改めて浮き彫りとなった。
漫画やアニメ、ゲームは、日本が世界に誇るサブカルチャー。諸国に比べて良質な作品に恵まれているだけに、これらの実写化が増える傾向にあることは、必然の成り行きなのかもしれない。しかしこの流れに反し、漫画やアニメの実写化が【嬉しくない】と答えた人の割合は、男女・世代別とすべてで6割以上。男女別に見ると「男性」(68.0%)、世代別では「20代」(73.1%)がそれぞれ最高値を記録した。一方で、【嬉しい】(とても嬉しい:3.8%、まあ嬉しい:31.0%)と返答したのは34.8%。その中で、実写化に最も好感を持っていた世代は「30代」(39.6%)で約4割を占めた。
では、漫画やアニメを実写化する際に求められるポイントは何なのか? 最もその声が大きかったのは【原作に合ったキャスト人選】で、男女・世代別のすべてで1位になった。登場人物のイメージが絵としてあるだけに、「あまりにかけ離れているとガッカリ。配役がその作品を見るか見ないかのものさしになります」(群馬県/30代/男性)。さらに、人それぞれに作品への思い入れがあることから、「人選が酷いと原作はもちろんファン心も傷つけられる」(東京都/10代/女性)との見方もあるようだ。
次いで2位は、「中途半端に脚色するなら最初からオリジナルを作って!」(岡山県/30代/男性)といった意見が寄せられた【忠実なストーリーの再現】(49.5%)。近年では物語のラストを変えるなどの手法を用いられることもあるが、これを快く思わない人たちも少なくない。3位には【脚本やキャスト人選などに原作者の意見を反映させる】(33.7%)こと。そのほか、【作品の“肝”となるシーン(試合や演奏など)の再現】(4位:29.7%)、【登場人物が持つ小物へのこだわり】(5位:22.7%)が上位となり、原作のイメージを損なわないリアリティが限りなく求められている。
来年も『ひみつのアッコちゃん』や『るろうに剣心』、『逆転裁判』など、名作の実写化が目白押しとなっているが、果たして世間から支持を得ることは出来るのか!? その完成度への期待と関心が高まる。
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