今、取締りが厳しくなってますからね。いろんなところで啓発していかないといけませんね。
自転車で7大陸を走破した2人の若者の姿を描くドキュメンタリー「僕たちのバイシクル・ロード 7大陸900日」が11月3日、都内で封切られた。公開を記念し、自転車文化センター学芸員の村山吾郎氏が「楽しく安全に乗る自転車のマナー講座」と題した特別講演を行った。
2005年4月6日、ベン・ウィルソンとその従兄弟ジェイミー・マッケンジーは、海路と自転車だけで7大陸を走破するためイギリスのブルックファームを旅立った。2人は自らカメラを回し、33カ国、900日間を超える旅を映像に記録。「E.T.」「エリン・ブロコビッチ」で知られる名優ピーター・コヨーテがナレーションを担当した。
多くの帰宅難民を生んだ3.11以降、都内では自転車通勤者が急増。一方で、マナー違反や危険運転による事故が多発するなど、大きな社会問題にも発展している。村山氏は「道路交通法上、自転車は車と同じ軽車両という区分なので、車道での左側通行が基本」と説明。さらに、「歩道に『自転車通行可』の標識がなければ、小学生以下、70歳以上の高齢者以外の方の自転車通行は原則禁止です。歩道は歩行者優先なので、やむを得ず走行する場合は常に歩行者に目配りをしてゆっくり走行してください」と注意を促した。
劇中でも、多くの自転車トラブルが発生するが「タイヤは構造上、自然に空気が抜けていくものなので、1カ月に1度は空気を入れてください。チェーンの注油やライトのチェックも忘れずに」と、初歩的な点検整備の重要性を解説した。また、「ヨーロッパ諸国に比べ、日本は走行区分帯がきちんと分けられていない。どこを走ったらいいのか困るときもあると思います」と今後の規制改正に期待を込めた。
「僕たちのバイシクル・ロード 7大陸900日」は全国で順次公開。
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