流行語大賞?は?おかしいんじゃないの?そんな面白おかしくするような言葉じゃないものばかり・・・。こういうのこそ、自粛だろう、やらないほうがいいよね
「2011ユーキャン新語・流行語大賞」の候補語が10日、発表になった。東日本大震災、東京電力福島第1原発事故に関連した言葉は、候補60語のうち、実に半分以上の33語もノミネート。選考を主催する事務局によると、ひとつの事件、事象に関連する言葉が、ここまで多数を占めるのは初めてだという。震災が今年の日本に与えた衝撃の大きさと傷痕の深さが、改めて浮き彫りになった。
「瓦礫(がれき)」「復興」「節電」…。候補語には、今年3月11日以降に繰り返された言葉ばかりが並んだ。「シーベルト」「メルトダウン」「ホットスポット」など、原発事故後に耳にしたカタカナ語も目立つ。候補60語のうち、東日本大震災と、福島第1原発事故に関連する言葉は33語。半数以上が“震災関係語”となった。
新語・流行語大賞は1984年に開始。事務局によると、ひとつの事件、事象に絡む言葉が候補の半数以上を占めるのは大賞史上、初めてのことだという。「ここまで多かったことは、今までありませんでした」
人為的な大事件では、1995年にオウム真理教に絡む事件が起き、「ポア」「サティアン」などの言葉が話題に。だが当時、同事務局は「無視という形の最大の抗議」として、関連語をすべて選考対象外とする措置をとった。「自然災害は別にして、あまり悪い言葉は選びたくないということです」
災害では、91年の雲仙・普賢岳の火砕流、95年の阪神・淡路大震災、2007年の新潟県中越沖地震など、大きな被害をもたらしたものが過去にもある。だが今回のように、多くの関連語が選考されることはなかったという。「東日本大震災は過去にないほど各方面に派生し、関連語が多くなってしまっている」
候補語には「内部被曝(ひばく)」「風評被害」「自粛」など、震災以前から言葉として存在していたものも多い。「新語ではないし、流行語ともいうわけにはいかないが、与えた影響の大きさを考えると外せない。入れざるを得なかった」(事務局)という。震災の衝撃の大きさは、言葉の意味や性格も変えてしまったことになる。
大賞発表は12月1日。日本社会だけでなく、言葉のターニングポイントとなった日付「3・11」もノミネートされている。
◆嶋スピーチもノミネート「見せましょう野球の底力を」 ○…楽天の選手会長・嶋基宏捕手により、多くの人を感動させた言葉「見せましょう野球の底力を」も候補語に選出された。4月2日の12球団慈善試合(対日本ハム・札幌D)で「底力」というフレーズを繰り返して震災復興を呼びかけたスピーチが評価されたもの。本人は「僕たちは野球を通じて復興の力になりたいと思い、出た言葉です」と感慨深げに振り返った。
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