これも、時代の流れなのでしょうか・・・日本の一つの文化だと思うんだけどなあ。
12月19日放送のTBS系「水戸黄門 最終回スペシャル」(後7・0)が、東映京都撮影所でクランクアップし、水戸光圀役の里見浩太朗(74)らが会見した。“5代目黄門様”は「最後に名を残すことができてうれしい」と思わず涙。42年間の歴史に幕を閉じるが、「旅はまだ終わっていない」と未練をにじませながら、“復活”に期待を寄せた。
こみ上げる思いを抑えることができなかった。42年間の世直しの旅に終止符を打った黄門様が泣いた。
「『黄門様』という立場で終わることを光栄に思う。最後に名を残すことができてうれしい」
12月19日放送の2時間スペシャルがこのほどクランクアップ。一行が宿泊するはたごでのシーンに臨んだ里見は、撮影の合間に鼻歌を歌ったり、冗談で周囲を和ませるなど終始リラックスムード。一方、本番直前になるとセリフの確認に没頭し、最後まで“黄門魂”を見せた。撮影スタッフから「お疲れさまでした~」の声が飛び、助さん役の東幹久(42)、格さん役の的場浩司(42)と笑顔でガッチリ握手したが、「心の中は涙でいっぱいだった」という。
里見は1971年に助さん役で初登場。87年まで演じ、2002年からは“5代目黄門様”を務めた。今年7月に年内での打ち切りが発表された際には、「突然、ズバッと後ろから斬られた思い」と無念さをにじませたが、この日は「いい仕事ができて、何も思い残すことはない」と吹っ切れた様子。それでも「時代劇のお手本がなくなって、俳優さんたちがどうやって勉強していくのか心配。時代劇が消えてしまう危惧がある」と警鐘を鳴らし、「誰かが手を挙げて、次の時代劇を早くやってもらいたい」と“復活”を熱望した。
「時代劇が必要とされない時代になったとは思わない。旅はまだ終わっていない」
助さんと格さんの2人に「また一緒に仕事しような」と声を掛けたという黄門様。最高視聴率43・7%(79年2月5日放送)を記録するなど国民から愛された勧善懲悪の旅物語は終わり。制作局のTBSでは現代ドラマを後継番組に予定しているが、黄門様の願いが届く日はくるのか。
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