2011年5月1日日曜日

イギリス人の20パーセントがライトセーバーを信じている?驚きの研究結果が明らかに

面白いですね、現実のほうが先を行ってる部分の記述も。目が3つのカエル・・・気持ち悪い!

イギリスのバーミンガム・サイエンス・シティーが行ったフィクション作品に登場する科学技術についての研究調査で、約20パーセントのイギリス人が映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場するライトセーバーの存在を信じていることが明らかになった。ほかにも記憶消去や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズに登場するホバー・ボードなど、フィクションの存在を信じている人が意外にも多いという驚きの調査結果だ。

 同研究は3,000人を対象に、フィクションと現実の境界についての人々の認識を探る目的で行われた。調査では、『スター・ウォーズ』のライトセーバーを現実にも存在すると信じている人が20パーセントいたことがわかったほか、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で主人公が乗るホバー・ボードを信じている人が40パーセントいるという結果に。ほかにはタイム・トラベルが実現していると考えている人が30パーセント、瞬間移動(テレポーテーション)の存在を信じている人が約25パーセント存在することが明らかになった。

 もちろん全国民に対しての調査ではなく調査対象の詳細なども明かされていないので、一概にこの調査結果をうのみにすることはできない。それでも少なからぬ人がフィクションの存在を現実にもあると思っていることは衝撃的だ。ちなみに最も多くの人が現実にも存在すると信じていたのは「術者の思い通りに記憶を消去する技術」であり、半数近くの大人が信じているのだという。

 上に挙げたような技術についてはいまだ実現していないか、実用化には至っていないものの、調査結果では現実がフィクションの先を行っている最新の科学技術にも言及している。80パーセント近くの人が現実では不可能と信じている物体の透明化技術は、すでにバーミンガム大学の研究チームが実験段階に入っており、実に9割の人が信じていない目を三つにする技術については、カエルを対象にした実験ではすでに成功。いつの日か、科学は、『ブレードランナー』や「夏への扉」といったSF映画、小説で描かれたような未来を実現させてしまうかも?

 考えてみれば、携帯電話やインターネットといった技術も半世紀前にはSFの中でしか存在していなかった技術。ライトセーバーやホバー・ボードを信じているという人は、現段階では少数派となっているものの、いつの日か信じない人が「時代遅れ」と評されることもありうる? 現実とフィクションの境目は、今後ますますあいまいになっていきそうだ。

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