2011年5月29日日曜日

震災で視聴者を釘付けにした夜の報道番組にテレビ局はいくら金をかけているの

やっぱり、結構お金かかってるんですね・・・


●各局ともコストカットに懸命
 震災後、サラリーマンがもっとも注目したのは報道番組だろう。制作費削減の中、民放各局が制作費を一から精査し直しているが、各番組にいくらかけているのか、1回の総制作費とギャラをザックリ調べてみた。数字はいずれも推定だ。
 番組の平均視聴率が14%台、“報道の王様”的存在のテレビ朝日の「報道ステーション」はどうか。1本当たり約1500万円で、うち古舘伊知郎のギャラが約200万円。前番組「ニュースステーション」の場合、久米宏のギャラが300万円で制作費が3000万円だから、今はコストパフォーマンス(CP)はいい。だが、他局に比べて高いのでテレ朝上層部は古舘のギャラを下げようとしている。
 次に日本テレビの「NEWS ZERO」。以前は1日当たり1800万円近かったが、現在は約1100万円。この3割近くが出演者のギャラだという。
「メーン司会の村尾信尚は80万円以上、曜日キャスターの嵐・桜井翔は50万円以上、宮本笑里は20万円以上。視聴率は8%前後でCP的に妥当と評価されています。ただし、最終的に900万円台まで下げたい考えのようです」(事情通)
 TBS「ニュース23クロス」の制作費は約900万円。もっとも高い経費は膳場貴子(同下)のギャラで150万円。視聴率が6%前後をウロウロしてライバル「ZERO」に負けているため、下げたいところだが、故・筑紫哲也の時代からキャスターを続け、貢献しているので今は現状維持だが。
 民放の中で制作費が潤沢といわれているフジテレビ「ニュースJAPAN」は25分番組ということもあって、意外にも安くて約700万円。秋元優里アナと解説委員だけなので、人件費がかからないことが大きい。それで視聴率は6%前後なのでCPはいい。
 最後にテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」は900万円。大きいのはキャスターの小谷真生子のギャラで100万円以上。最終的に制作費2割カットを目指していて、ギャラの値下げ交渉もありだろう。
 こんなテレビ事情を頭に入れて、番組を見ても面白いかもしれない。

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