野球で、被災者に勇気を!1995年の、オリックスみたいに。頑張れ、東北楽天ゴールデンイーグルス!!
東日本大震災の被災地である宮城県仙台市を本拠地とするプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルス(楽天)の選手たちが、毎日放送制作のドキュメンタリー番組「情熱大陸」第647回(TBS系5月1日午後11時~)で、被災地の球団として直面した悩みや葛藤(かっとう)について語った。選手会長の嶋選手は「正直、仙台に帰りづらかった」と明かし、最年長の山崎武司選手は「人生で始めて野球なんかやってちゃイカンやろと思った」と告白する。29日に地元のクリネックススタジアム宮城(Kスタ宮城)で開幕を迎える楽天。選手・球団関係者・ファンが一体となった「震災からの50日間」の記録だ。
2011年3月11日。楽天は兵庫県でオープン戦を行っていた。宿舎へと戻るバスの中、初めて地震被害の深刻さを聞いたときから選手達の葛藤が始まった。すなわち「こんな時に野球をしていていいのか?」
ファンに夢を与えることがプロ選手の役割という自覚はあるが、一方で自分たちもまた被災者の家族という立場を持つ複雑さ。さらに、あの日に仙台にいなかったことで選手たちは後ろめたさも感じていた。そして地震発生から27日目、初めて仙台に戻った彼らは想像を絶する光景に言葉を失う--。
番組では、最年長の山崎武司選手や選手会長の嶋基宏選手、キャプテンの鉄平選手を中心に、本拠地「Kスタ宮城」での開幕試合に臨むまでの50日を取材。選手たちそれぞれの「秘めた思い」に迫る。更には被災した球場「Kスタ宮城」の復旧に全力を注ぐ球場関係者など裏方スタッフやファンにもカメラを向けた。
今回の取材は、番組の制作陣にとっても葛藤の連続だったという。取材スタッフも「“こんな時にプロ野球は必要なのか?”という選手たちの自問自答は同時に“こんな時に情熱大陸は必要なのか?”という私たちテレビ制作者への自問自答となりました。だからこそ単なる美談ではない、葛藤を続ける選手たちの想いをそのまま伝えようと考えました」と語る。
通常、一人の取材対象者に密着するドキュメンタリー番組である「情熱大陸」としても「球団全体」に焦点を当てるというのは異例の事だ。楽天を取り巻く「苦悩と葛藤の50日間の全記録」。どのシーンを見ても胸が熱くなりそうだ
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