2011年5月16日月曜日

東国原英夫氏、都知事選は「ワタミさんと一緒に戦えば良かった」とコメント!次なる政治活動に意欲満々!?

選挙に関心を持たせるには、こういう知名度のある人が必要なのかもしれないですね。

 16日、スペースFS汐留で第83回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞作『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』公開記念特別試写会&ディスカッションが行われ、元宮崎県知事の東国原英夫氏が、本作に描かれている政治や経済について、およそ150人の大学生たちとディスカッションを行った。


 約20兆ドルもの資金が一気に消え失せ、世界的不況の元凶となった2008年のリーマンショック。本作では、何百万人もの人々の職や家を失わせる結果となった地球規模の経済大暴落を引き起こしたとされる金融マン、政治家、大学教授にインタビューを敢行。政治や学会の腐食を明らかにし、第83回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞した話題作である。

 先日行なわれた東京都知事選挙で惜しくも落選したことが記憶に新しい東国原氏は、会場に登場するや、「映画の中に『相手は強敵である、だから戦う価値がある』というようなコメントがあったんですが、あれはジーンときましたね。今回がそうでしたから」と暗に都知事選をほのめかすようなコメントで会場の笑いを誘い、一気に観客の心をつかんだ。落選後、何をしているのかが気になるところだが、「それは皆さんからよく聞かれるんですけど、言ってみれば無職ですよね。今日のようなイベントや講演などをしたり。あとは勉強会などもしています」とのこと。元宮崎県知事という肩書は、講演のギャラに反映されるのだろうかという質問には「知事という肩書で、ギャラに変化はありませんね。いわゆる文化人ランクですから」と答えた。

 さて、先ごろ行われた、フリーマガジン「R25」の独占調査による、25歳~34歳の男性ビジネスマンが選ぶ「理想の内閣」アンケートで、内閣総理大臣として1位は小泉純一郎氏、2位に石原慎太郎氏が、そして理想の官房長官では東国原氏が1位に選ばれた。その結果を受け、会場からは「東国原総理もあるのでは?」という声が起きたが、「無理無理! わたしはご辞退させていただきます。これからの総理は30代、40代の若い世代になってもらって、誇りと自信を持てる国づくりをしていただきたい」と慎重な姿勢を見せる一幕も。無所属である東国原氏が、内閣総理大臣になるためにはさまざまなハードルがあり、「憲法も含めて、変えていかなきゃいけない」と感じているようだ。

 その制度改革の一環として、東国原氏はネット投票の重要性を訴えかける。「投票率が70パーセントを超えれば日本は変わりますよ。これはいつ提案しても、なぜか崩されるんですよ。やはり都合の悪い人がいるんですよね。先進国でネットでの投票を取り入れていないのは日本だけですよ。皆さん問題意識を持たなきゃいけないんですが、そういう動きには無関心なんです。(都知事選に立候補した、ワタミ創業者)渡邉美樹さんは『無関心ノー』をスローガンに掲げていましたけど、本当はワタミさんと一緒に戦えば良かったかも」と冗談とも本音ともつかないコメントも飛び出した。

 都知事選では十分な選挙活動を行えずに、現職の石原都知事に完膚なきまでに惨敗してしまった東国原氏は、不完全燃焼だった様子がありあり。口では「放電し尽くしたので、今は充電をしている状態」と語ってはいたが、「芸能界に復帰するつもりはありません」と語るなど、その表情からは、次なる政界復帰に向けて次なるチャンスを虎視眈々(たんたん)と狙っているようにも見えた。

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