もし、本当だとしたら寂しいですけど・・・自分のために時間を使ってもいいですよね。
タレント、明石家さんまさん(56)が「60歳になったらテレビ出演をやめる」と発言し、話題となっている。
発言があったのは2011年7月2日放送のバラエティ番組「さんまのまんま」(フジテレビ系列)でのこと。ゲスト出演した吉本興業の後輩、千原ジュニアさんの質問に答えるという形で番組が進められた。
■「おっさん連中がテレビですぎやで」
その中で、いつ辞めるのか決めているのか、と問われ「一応60くらい、テレビからはね」と返答した。
さんまさんによると、自身を始め、ビートたけしさん(64)、島田紳助さん(55)、笑福亭鶴瓶さん(59)ら、何十年も前から現在までテレビで活躍しているベテラン芸人は、「ここまで出るとは思っていない」。たけしさんに至っては「おれたち3回くらい宝くじ当たったようなもんだよな」とよく言うのだという。それほど幸運だということなのだろう。
だが、「いつまでも年取った芸人がテレビうろちょろしてたらテレビが面白くなくなる。絶対そう」とも力説する。
■「いじり芸」に限界感じる?
千原さんから「テレビ観てる人は、知らない人が出てるよりも昔から知ってる人が出てた方が安心する」と言われても、「安心するけど おっさん連中がテレビですぎやで」。若い次の世代が出てくることで「帳尻が合うねん」。年をとったことで自分が衰えているとはまだそれほど思っていないが、「これはあかんな」と思ったら自分の判断で辞めるという。
舞台やゲストとしてのテレビ出演は続けるとしているので、現在のように冠番組を持って毎週テレビに出ることは辞めるということなのだろう。また、60歳になって周囲から「もうちょっとやって」と言われれば、「もうちょっとやるかも」ともしていて、まだ少し悩んでいるようだ。
さんまさんの突然の告白はネット上でも話題となり、「さんまはかっこいいな」「本当に潔くやめそう」といったものや「さんまがいなくなったら日本が少し暗くなる」「今は元気な年配の方も多いし、60超えてもいけるんじゃないのかな」といった反応が寄せられた。
芸能評論家の肥留間正明さんは
「さんまやたけし、紳助がテレビに出続けているのは、若い連中で上を抜けるのがいないということ。たけしなんかがデビューしたときは上の世代を完全にやっつけていましたよ。ただ、『踊るさんま御殿』とかもそうだけど、さんまの芸は基本的に女性や子どもの共演者をいじる『いじり芸』。さんまはもう、60過ぎていじり芸だと限界があるって自分で感じているんじゃないだろうか。これ以上稼ぐ必要もないし、リニューアルするという意味でも、辞めるというのはいい考えだと思う。同じような年齢で辞めた上岡龍太郎みたいに時々テレビに出て、悠々自適に生きるのもいいもんですよ」
と話している。
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