2011年7月4日月曜日

74歳楳図かずお演歌歌手に CDにあの“しましまハウス”招待券も

へー、あのしましまハウスは一度見てみたいですよねー。

漫画家の楳図かずお原作で2008年に映画化された『おろち』の登場人物“流しの少女歌手・佳子”を演じた女優・谷村美月が披露した「新宿烏」を、今度は楳図本人の歌唱で7月27日にCDリリースすることが明らかになった。


あの「グワシ!」のセリフで有名な漫画『まことちゃん』をはじめ、漫画界に数々の名作を残す巨匠・楳図かずお。もともと音楽活動に熱心であった彼は、ピアノは独学でマスター、譜面も自分で書けるほど音楽には精通。他にも、郷ひろみに詞を提供したり、1975年にはCBSソニーより全曲作詞作曲のアルバムをリリースするなど、漫画の制作活動と並行して音楽活動にも力を注いできた。

1975年に酒井政利氏プロデュースによりLP『闇のアルバム』を発表している楳図だが、本人名義としては初めてのシングルとなる今作は『おろち』の劇中歌であった演歌「新宿烏」をガットギターと歌だけでレコーディング。新宿の片隅で行くあてもなく生きる人間の心の暗闇を描いた楽曲を情念たっぷりに歌い上げている。
さらにカップリング曲には自身が作詞を手掛けた近田春夫の名曲「ああ レディハリケーン」を新たに“Guwashi Version”として収録する。

なお、初回限定盤は楳図かずおトレーディングカード1枚を封入。全7種のうち「金のグワシカード」を運よく入手できれば、なんと「楳図ハウスに招待」というかなり太っ腹な企画も。関係者以外誰も入れないという自宅=通称“楳図ハウス”、ファンにとっては聖地であるだけに、この金のグワシカードはかなりのプレミアとなりそうだ。

74歳にして本格的な歌手活動を開始した楳図氏。75歳の誕生日を迎える9月3日の直前、8月31日には実に36年ぶりとなる2ndアルバム『闇のアルバム・2』をリリース。ほぼ全曲作詞/作曲を自身が手掛けたという本作、その詳細は後日明らかになるので続報をお楽しみに。

0 件のコメント:

コメントを投稿