2011年7月26日火曜日

人気マンガ「よつばと!」からダンボー写真集が発売!日常のきらめきを確かにとらえた叙情的作品集

へー、こんな写真集が出るんだ。面白い画像がありそうですね。

 あずまきよひこの人気マンガ「よつばと!」から生まれた人気キャラクター・ダンボーをフィーチャーした写真集「365 Days of Danboard」が10月27日に発売される。ダンボールでできたロボット・ダンボーが雨の中や窓辺でたたずんでいる姿は、単なるフィギュアとは思えぬ叙情的な雰囲気を醸し出しており、何げない日常のささいな発見をユーモアたっぷりにとらえた原作マンガの視点を見事に継承した作品となっている。

 写真集「365 Days of Danboard」は、アメリカの新鋭写真家アリエル・ナデルが人気マンガ「よつばと!」のダンボーをさまざまなシチュエーションで撮影した作品集の待望の書籍化。収録されているのは、もともとはウェブ上で公開されていた作品が主で、ダンボールなのに雨に濡れたり、家族みんなでカタログを見たり、雪だるまを作ったり……と、どこにでもある日常の一コマをとらえたものばかり。そんな日常風景がユニークなのは、主人公が「ダンボー」だからこそ。無機物であるはずの「ダンボー」に思わず感情移入してしまうのも無理はないほど、どれも親しみのあふれた作品に仕上がっている。

 本写真集で使用されているのは、海洋堂の「よつばと!」フィギュアシリーズから発売されている「ダンボー」たち。無地のものはもちろん、バリエーションとして「amazon.co.jp」のロゴが入ったものも発売されているなど、作った人の日常がそこここに感じられる仕掛けが盛りだくさんの人気シリーズだ。

 作中では夏休みの自由研究として作られたダンボーは、ダンボールのロボットで、「本気で戦ったら超強い」「海の向こうの遠い国から来た」「ジャンボジェットよりも速く飛べる」「ノーベル賞をとった博士に作られた」「お金で動く」といった裏設定を持っている。それを忠実に再現したフィギュアを用いて、ユニークな視点からダンボーとダンボーたちの日常のきらめきをとらえた本作品集のコンセプトは、子どもならではの驚きと発見に彩られた日常を描く原作のマンガ「よつばと!」に通じるものがある。ふと手が空いたときにページをめくるというように、日常の片隅に常に置いておきたい写真集だ。

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