ローマ人の役ですか・・・まぁみんな同じ人間だしね。しかも、出演者みんな日本人離れした顔立ちですものねぇ。
古代ローマの浴場と日本の風呂をテーマにしたギャグ漫画を映画化する「テルマエ・ロマエ」に主演の阿部寛が、伊ローマでの撮影中に現地の女性エキストラから「ハンサムよねえ~」と絶賛され、メロメロにさせていたことがわかった。
同作は、漫画家ヤマザキマリの同名コミック(「月刊コミックビーム」で連載中)が原作。タイトルは「ローマの風呂」を意味し、累計発行部数300万部を突破している。阿部が扮するのは、古代ローマ帝国の浴場設計技師ルシウス。アイデアに煮つまったため友人に誘われて訪れた公衆浴場で、現代の日本の銭湯にタイムスリップしてしまうという役どころだ。
撮影は3月14日、イタリア最大の映画撮影所チネチッタにある古代ローマの巨大オープンセットで、現地のエキストラ約1000人の協力を得てクランクインした。この撮影には、重要なローマ人の役で市村正親、北村一輝、宍戸開も参加。日本屈指といえる顔の濃い俳優たちは、スタッフやエキストラから「なじんでいるね~」と言わせるほど違和感がなく、順調に撮り終えたという。
市村が演じるのは、第14代ローマ皇帝ハドリアヌス。“本場での撮影”を、「日本人がローマの皇帝をやるなんて、舞台の上ではあっても映画では初めての経験」と興奮した様子。次期ローマ皇帝候補ケイオニウス役の北村は、「名だたる監督が多くの作品を作り上げたチネチッタでの撮影に心が弾みました」。宍戸も「古代ローマにタイムスリップした感じがして、自分が日本人であることを忘れてしまいそうな気がして、とても演じやすかった」と述懐した。
原作者のヤマザキは、何度となく撮影現場を訪れたという。当初は映画化に不安を抱いていたというが、「チネチッタのセットを背景にたたずむ阿部さんのルシウスをはじめ、ローマ人を演じる日本の役者さんたちは、そこに暮らしている人みたいにまったく違和感がありませんでした。現地のエキストラでさえ『あの人、本当に日本の人なの!?』と驚いていましたから」と話し、阿部をはじめ日本人キャストがイタリア女性に大人気だったことを明かした。
同作はイタリアロケ後、上戸彩、笹野高史ら「平たい顔族(=日本人)」が出演する日本パートは、都内の銭湯や地方の温泉地などで撮影し、5月に撮了。現在は、完成に向けてポストプロダクション中だという。
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