自分、自分・・・超ナルシスト~♪相手なんて、どうでもいいの~♪自分さえ良ければ、自分さえ凄ければ・・・。って感じでしょうか。
お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さん(37)が、「笑っていいとも!」でした発言が物議を醸している。バラエティ番組だとしても、許されるものなのか。
フジテレビ系で2011年10月23日放送の「笑っていいとも!増刊号」では、放送後のトークを特別に紹介した。
■「オレ、超頭切れんじゃん」
「座っていいとも!」のコーナーで、トークテーマは「うっかりさん」。田村淳さんの発言は、お笑い芸人の渡辺直美さん(24)がそのエピソードを話した後に出た。
アルバイト先でお茶のお湯を沸かしっ放しのミスをして、店内を水浸しにしたと直美さんが明かすと、淳さんは、「オレも家でお湯出しっ放しになっていて…」と切り出した。
それによると、お湯が部屋にあふれて、階下の部屋まで浸水した。水漏れだと大騒ぎになり、大家が「ちょっと、田村さん」と言って来た。淳さんは、怒られると思い、とっさに水を天井にバシャッとかけて、こう主張した。
「いや、なんか分からないすけど、上…上で」
つまり、階上の部屋のせいにしたというわけだ。
大家は、「田村さんとこもなの?」と首をひねりながらも、上の部屋に上がった。結局は、ウソがバレてしまったが、淳さんは、こう言って自慢したのだ。
「オレ、超頭切れんじゃん」「うっかりやさんだけど、なんて機転が利くんだろう」「一瞬でも(大家を)逃がす術があるよ」…
バラエティなので多少の演出や誇張はあるかもしれないが、淳さんの口からは、上の部屋や大家への謝罪の言葉や反省の弁は一言も出なかった。
淳さんは、政治家転身のうわさがしきりに流れている。自らも政治家に扮するTBS系の深夜番組「ニッポン国民の皆さん 田村淳でございます」で役所や関連業者、迷惑人間などと直接対決している。しかし、芸能情報ブログなどでは、「非常識発言!」などとして、政治家としての資質もないとの批判が出ている。
■「笑い話で済ますことはできない」
田村淳さんのウソは、法的にも何か問題はないのか。
元東京地検検事の落合洋司弁護士は、この点についてこう話す。
「それだけ捉えると、とくだん犯罪には、いっていないと思います。もし、もっと悪質な偽装などがあった場合は、そうだとしても、だまし取るのではなく、大家からの請求を免れようということですので、詐欺罪には当たりません」
ただし、上の部屋については、疑われて嫌な思いをしたとして、精神的なダメージによる損害賠償を請求できる可能性があるとした。大家については、壁紙などをいったん直さざるを得なくなったこと、下の部屋については、水浸しという民事上の不法行為で、それぞれ損害賠償が考えられるという。
落合弁護士は、淳さんの発言は、笑い話で済ますことはできないと指摘する。
「どこからが本当のことか、分かりません。しかし、公共の電波で『そんなことしていいの?』と誤解を与えることは、好ましくないでしょう。仮に冗談だとしても、適切な発言とは言えないと思います。人のせいにすることをやり過ぎると、犯罪に足を踏み入れかねませんので、注意して行動しなくてはいけませんね」
淳さん所属のよしもとクリエイティブ・エージェンシーでは、取材に対し、スタッフの1人が「本人が話した通りです。細かいところまでは、本人でないと分かりませんので、コメントできません。本人も忙しくて答えられないと思います」と話した。さらに、広報担当者に取材しようとしたが、打ち合わせ中などとして回答は得られなかった。
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