ユースケ、自身のギャラに葛藤「こんなにもらっていいの？」

この人面白いよね。偉そうな人よりは謙虚でいいんじゃないの？

タレントのユースケ・サンタマリアが、31日にTBS系で放送される特番『2000万円クイズ！　マネードロップ』（後7：00）の司会を務めることになり、同局で収録前に取材に応じた。俳優のほかバラエティ番組でも活躍するユースケは、自身のギャラについて「たぶん一般のサラリーマンよりも多めにもらえたりしてる。いくらもらっているかは言いませんが」といい、「テレビでワーワーわけわからないことしているだけで、こんなにギャラをもらっていいのかってずっと思いながら今に至っている」と明かした。


　また、「いつ仕事がなくなってもおかしくない」と危機感も吐露。「以前は、俺の人生最高と思っていたけど、オファーがなければ無職。お芝居もあるうちは役者、バラエティもやっているときはタレントだけど、出演していなければ何者でもない。謎の仕事ですよね。そういう葛藤はあります」と本音を漏らした。

　特に今回の番組は、TBSが賞金に2000万円を用意したビッグプロジェクト。世界40ヶ国・地域以上でライセンスされているクイズ番組『The Money Drop』の日本版。ルールは二人一組で7問のクイズに挑戦し、正解と思う選択肢に賞金を置いていく。不正解の選択肢に置いたお金は即没収され、全問が終わった時点で残ったお金が賞金となる。人間が持つ欲、心の強さ、弱さがさまざまな葛藤を生む心理クイズとなっている点も世界中で人気を集める理由の一つだ。

　賞金2000万円について「そんな時代がついにきた。不景気といわれているこのご時世に、あえて2000万円を持ってくる凄まじさ。もし、自分がもらえる立場にあったら、使い途に迷ってしまうね。たぶん貯金します」と実に堅実。

　さらに、「賞金額もそれぐらいないとテレビを見てくれないというか、ドラマもバラエティも視聴率がどうこう言われていますが、テレビはもっと面白いものだということをわかってもらう起爆剤になればいいな」。ユースケの話はテレビ業界全体の危機感にも及び、「そう考えると、なんで僕に声がかかったのかなって思っちゃうんですけど。普通だったら中居くん（SMAPの中居正広）とかがやるところじゃない？」と、オチをつけて笑わせた。

　『クイズダービー』（同局系）の大橋巨泉、『クイズ＄ミリオネア』（フジテレビ）のみのもんたなど、人気を博したクイズ番組には名司会者がつきもの。ユースケは「僕自身もゴールデンの特番は久しぶり。TBSも勝負に出てくれた。僕は燃えるだけ。やりがいありますね」と意気込んでいた。

　クイズの挑戦者として、ローラ＆福田彩乃、小森純＆今井諒夫妻、瀧本美織＆財前直見、花田虎上＆花田倉実夫妻、千原せいじ＆千原ジュニアが出演する。